食に関する知識に出会える「クイズ!Eeet」。
食品業界に多くの人脈をもつ"かと爺"がちょっとした知識をクイズ形式で紹介します。
今回のテーマは「大麦」。
それではかと爺よろしくお願いします。
今回は、昔から庶民の健康食とも言われる大麦じゃな。
大麦は、日本最古の医学書にもその有用性がうたわれていたり、徳川家康も健康のために麦めしを好んで食べていたという記述があるそうじゃ。
少し前までは調理の手間がかかる大麦は敬遠されていたが、最近は炊きやすく加工された「押麦」や「米粒麦」などが浸透しており、ぷちぷちとした食感が特徴の「もち麦」も注目されておるぞ。
それではクイズを始めるとするか。
ひとつ目は、もち麦ご飯に関する問題じゃ。
茶碗1杯(150g)のもち麦ご飯(米:もち麦、7:3)で、成人女性が1日に不足している食物繊維の60%を補える。○か×か?
答えは・・・○
1日に摂取したい 食物繊維の目標量は、男性で約21g、女性で18gとされておるのじゃが、女性では3gほど足りないそうじゃ。
茶碗1杯で不足分の60%が補えるから1日2食、3割もち麦ごはんにすればそれだけで目標量クリアじゃの。
※「日本人の食事摂取基準(2015年版)」「平成25年国民健康・栄養調査結果」より
※お米1合に対しもち麦50g配合した場合。
では、次の問題じゃ。
白米、玄米、もち麦、押麦の中で炊いたらいちばんカサが増すのは白米である。○か×か?
答えは・・・×
一番かさがますのは、押麦なんじゃ。
白米が約2倍になるところ、押麦は2.6倍に増えるみたいじゃぞ。
100%押麦ごはんを食べることはないかもしれんが、白米と押麦それぞれお茶碗1杯分のカロリーは見た目が同じでも30%も違うそうじゃ。
見た目の満足度は変わらず食べる量が抑えられる押麦はダイエットの強い味方になるかもしれんの。
※㈱はくばく「おいしい大麦研究所」より
今回は“大麦”のクイズを出してみたぞ。何か新しい知識とは出会えたかな?
大麦についてもっと詳しく知りたい人は、今回わしがこっそり話を聞いたはくばくの情報サイト「おいしい大麦研究所」のHPを見てみると良いぞ。
最後まで呼んでくれてサンキューじゃ!
また会える日を楽しみにしておるぞ。