世の中にたくさんある商品の魅力を伝えるご存じですか?あの"商品の舞台裏"。
今回は、【丸美屋 麻婆豆腐の素】の"舞台裏"に迫ります。
「麻婆豆腐」は料理人として著名な陳建民さんが昭和30年代に中国から日本に持ち込んだと言われていますが、当時の中華料理の定番と言えば、ラーメンに餃子、炒飯などで、「麻婆豆腐」はまだ一部の中華料理店などでしか食べることができない、ほとんど知られていないメニューでした。
そんな中、丸美屋では「普段なかなか食べることができない“食”を、ご家庭で手軽に味わってもらいたい」をモットーに、新たなヒット商品を目指し商品構築を行っており、いち早く「麻婆豆腐」に着目し、開発をスタート。
しかし、当時は「麻婆豆腐」は未知の料理で、社員ですら商品化するまで食べたことのある者はいなかったほど。そんな未知の料理の手応えをつかむために当時の開発担当者は鍋と包丁、豆腐を持って首都圏の団地を対象に片っ端から声を掛け、試食をしてもらってアンケートを実施。そこでの反応は上々で、手応えを掴み1971年6月6日に発売に至ったそうです。
(初代商品パッケージ)
今では考えられませんが発売当初は、「お婆さんの豆腐って何?」という声や「白い粉(トロミ粉)とソースを混ぜても全然豆腐が出来ないんだけど」といったクレームも多く寄せられたそうです。
そんな「麻婆豆腐」の呼び名ですが、今はすっかり「マーボー豆腐」が定着していますよね。実は発売前に”マーバー豆腐”という案もあったそうです。その理由は漢字の読み方。”マーボー”は中国語の発音に近いですが、漢字の「婆」を”ボー”とは読めない。それなら日本語読みの”マーバー”の方がいいのでは?という理由だとか。
最終的には中国語の発音に近い”マーボー”が採用されましたが、この時に”マーバー”が採用されていたら「麻婆豆腐」の日本での呼称は”マーバードウフ”になっていたかもしれません。
皆さんは、麻婆豆腐に使う豆腐は「絹ごし豆腐」ですか?それとも「木綿豆腐」ですか?人によって好みが分かれるところだと思いますが、実際の食卓調査では使用率はほぼ同率なんだとか。
丸美屋「麻婆豆腐の素」を使用する際は、とろける喉ごしが楽しめる「絹ごし豆腐」がオススメだそうです。木綿と絹ごしを両方作って食べ比べするのも面白そうですね。
丸美屋
麻婆豆腐の素 3人前×2回分